- 2010-03-20 (土) 14:44
- 雑記
今日は目が覚めると、尻から下にとてつもない痛みが。あいたたたたたた。
昨日の山登りの筋肉痛のようです。普段あまり(というかほとんど)外に出ず、階段はおろか歩くこともしてなかった子が、山登りなんて酷な運動を急にしたからですねわかります。
でも、次の日に筋肉痛が出るだけ、まだまだ若いと思うんだ!(と自分を慰めてました)
しかし、予定は待ってはくれないので、重いキャリー&かばんを携えていざ浅草へ。
浅草についたら、前日出発の夜行バスで東京に来たクマ様が既にお待ちのようでした。待ち合わせ場所は、浅草名物の雷門前。そこで無事合流して、早速写真を…。
しゃし…ん…を…………。
カメラ忘れてきたーーーーーーーーーーーーΣ( ̄□ ̄;
婆様の家にいた母に電話して探してもらったら、やっぱりありましたカメラ。これからコスプレしにいくのにカメラ忘れてどうすんの!バカバカバカ!
…と言うわけで、合流してから往復2時間かけて取りに戻りました。なんという馬鹿っぷり…付き合わせたクマ様すまねえだ orz
浅草に戻る途中で、荷物を宿泊予定のホテルで預かってもらえないかきいてみたら、預かってくれるとのことなので、途中下車して先にホテルに向かいました。なんと今すぐでもチェックインできるとのことなので、ついでにチェックイン。これで身軽に探索ができます。
浅草に着いた頃には、既に予約の時間に。仕方がないので、腹ペコ状態で目的地に向かうことにしました。
長くなりそうなので、続きは下からどうぞ。
目的地とは、『時代屋』というお店。ここでは、人力車での探索のほかに、着物や大正ロマン的なドレスなどでコスプレができるのです!
クマ様のサイズがあるのかすごく不安でしたが、店の人に「全然、余裕でいけますよー」と言われました…。なんでも、欧米系でもっと恰幅の大きい人も来られるそうで、そういう体形を連想していたそうなのですが、予想外に細かったとのことです。
…そりゃ、外国の人で本当に太ってる人に比べたら、クマ様なんか細く見えるくらいですからなあ…。
さて、私ははいからさん(着物+袴)、クマ様は旦那様(着物+羽織)に着替えさせてもらいました。
普段着物を着慣れていない人だと、ちょっと苦しく感じる人がいるとのことでしたが、白無垢に比べたら全然苦しくない! これなら6時間以上でも余裕で着ていられる!と思いました。白無垢着て式の最中で意識無くした私が言うんだから間違いない!ウム!(なんという黒歴史)
まずは、そのまま人力車で30分の散策に行ってきました。正直、クマ様が乗れるかどうか(重量的な意味で)心配だったんですが、現横綱白鵬とその奥様もこちらの人力車に乗ったことがある、とのことでひとまず安心。むしろ、軽いとまで言われましたw あ、ありえないw
出発前にまず1枚。
まずは雷門の前を左に曲がって、たぬき通りへ。ここでは、さまざまなご利益があるたぬきが通りの両端に1匹ずついらっしゃいます。
美容をつかさどるたぬき様の前で、一礼。なんでも、ご利益を得る為に皆がお腹を撫でていくため、お腹の部分だけが常にピカピカなんだそう。通天閣のビリケンみたいですな(あれは足の裏がすりきれてきてますけど)
道中、とある喫茶店の前に。
なんでも、ここには著名な文豪や漫画家(かの手塚先生も)がよく通っていた喫茶店なんだそうです。プロットをまとめるのによく使われていたとか。
そのまま商店街を通り抜けて、六区通りへ。六区といっても、音楽のロックじゃないですよ。戦後、この辺りは大規模な闇市の中心地だったそうで、そこを一区から区切って呼ばれており、この通りがたまたま六区にあったということで、六区通りと名づけられたそうです。
ここでは、多くの超有名人の顔写真と名前が街灯横についています。
入り口近くに早速欽ちゃんが。
他にもいろいろいたのですが、一つだけ奇妙なものが。
名前もなく、「予約済み」という文字が貼られているだけの街灯。
ここには世界のキタノことビートたけしが入る予定なんだそうです。なぜ今入らずに、「予約」なのか?
実は、この斜め後ろにこの方がいらっしゃるのです。
深見千三郎さんの街灯。そう、ビートたけしのお師匠さんにあたる人です。
「師匠と同じ場所にいるのは申し訳がないので、六区通りに掲載するのは、自分が死んだ後にしてほしい」
と、ビートたけし本人がお願いしているらしいですね。なので、ここが埋まるのはビートたけしが故人になった後になる、とのことです。それだけ、お師匠さんのことを尊敬してらっしゃるんですね。
さて、六区通りを抜けると、突き当たりに浅草演芸ホールが。ここでは、毎日いろんな芸人さんが出演しているのを見ることができるそうです。
これがその出演表なんですが、赤字の人がちらほらいますね。これは、いわゆる「いろもの」と呼ばれる人たちで、落語ではなくそれ以外のパフォーマーで見せる人たちのことを指すのだそうです。猿回しや手品がいい例ですね。
折角なので、ホール正面前で一枚。
この正面から右に回ると、東洋館(フランス座)の入り口があります。
ここは昔はストリップ劇場だったのですが、今では普通の演芸ホールで、浅草演芸ホールの入場券があればこちらにも入ることができるそうです。
かのビートたけしも、昔はここでエレベーターボーイとして働いていたそうです。深見千三郎さんの弟子になりたくて毎日懇願していたそうですが、毎日断られていたとか。
ある日、深見さんに「何か芸できるのか?」と聞かれた際に、ビートたけしは見事なタップダンスを披露してみせたそうで、それを見て深見さんはようやく弟子入りを許したのだそうです。
また、ここにはもう一つイイハナシダナーなものが。
駆け出し時代に、ここの売れっ子ストリッパーと知り合った芸人さんのお話。まだ駆け出しで大した収入も得られない芸人さんに、このストリッパーさんは何度も金銭的援助をしてきました。
そしてその芸人さんは大成して、その援助のお礼として、何が欲しいかを尋ねたそうです。
そのストリッパーさんの答えは、
「普通の女性として、一般的な幸せが欲しい」
その台詞を聞いた芸人さん、ストリッパーの仕事を辞めさせ、結婚したのだそうです。今は普通に幸せに暮らしていると。
その芸人さんとは、なんと、欽ちゃんなんだそうですよ。男らしいなあ。正直、見直しましたよ。
さて、それから路地を走っていると、花やしきが。
花やしきが大分前からあるのは知っていたのですが、なんと、江戸時代からあったそうです! そんな前からあったのか!
さすがに創立当時の遊具はないですがw 日本最古のジェットコースターも、リニューアルされましたしねえ。
ここの通りは、木造建築で統一されており、昔の面影を残すようにしているそうです。
と、途中で浅草寺の本坊につながる門が。
この中には日本庭園や鎮護堂、それと幼稚園があります。幼稚園の送迎や本坊の開放時には門が開くそうですが、それ以外は閉ざされたままなんだそうです。
ちなみにここの幼稚園は、比較的セレブリティな方の子が通うそうですYO! あの東MAXもここに通ってたとか!
ここのお向かいには浅草公会堂があります。その入り口周辺には、色々な有名人の手形が。
あれですね。ハリウッドのチャイニーズシアターにあるあの手形のリスペクト(もしくはインスパイア)ってことですね。
この日は新しく追加された方の周りに花が。
でもこれ、結構端っこまできてるんですが端っこ越えたらどうなるんでしょうね…。
大通りまで戻ってきて、雷門前を通過。
車道からまっすぐ見ると、謎の形のビル発見。これ、何かに似てませんか?
黄色の上に白いもの。アレです。ビールですよ。
これはアサヒビールの本社です。みたまんま! ちなみに、最上階は展望階として一般開放しているそうです。
その横に…ナニコレ?
本当は、「情熱の炎」ということで普通にこの形で3本縦に並べる予定だったそうなんですが、日本は地震大国、耐震性が心配ということで、この形になったそうです。
初見、う○こに見えたのは私だけですかそうですか(ヲイ)
というわけで、お店に帰還です。
ここからは、店内でお店の人に写真を撮ってもらいます。
現像が終わるまでの間、店内で自由撮影させてもらいました。
最後に、店の前で一枚。
コスプレは京都で芸妓になったこともありましたが、袴だとちょっと普段着っぽくて面白いですね。2人して結構楽しんでました!
私なんかは浅草に何度も来ているのに、その魅力の半分も知らなかったことに驚愕しました。人力車での観光もおもしろく、いろいろな地元の名産品や名所、裏話なんかを聞かせてもらいましたよー。運転手のお兄さんもとても気さくで話しやすく、楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
時代屋さん、本当にお世話になりました! ありがとうございました~v
- 店名
- 浅草 時代屋
- 住所
- 東京都台東区雷門2-3-4
- TEL
- 営業時間
- 03-3843-0890
- 定休日
- 火曜日
- ホームページ
- http://www.jidaiya.biz/henshin/(変身遊びのページです)
この後は、着替えて浅草探索に出かけたのですが…それは別エントリーで。
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