この世に不変なんてもんはない。

友人の日記に触発されて、書いてみることにしますた。

暗いので折りたたみます。見たい人だけどぞ。

私は、旦那のお父さんと話をしたことがありません。

初めて旦那(当時は彼氏)の家に遊びに行った時に、時間が時間なのでおいとましようと思っていたら、お母様は帰宅されていて、ご挨拶をして帰りました。

その数分後にお父様が帰宅され、お母様から旦那に彼女が出来たことを聞き、とても喜んでいたそうです。

正直、私の旦那は頭は薄いし体重は力士級だしで、一般的な男性の魅力は皆無です。なので、私が初めての彼女ということになるわけで、「そうかーあいつにもついに女ができたんかー」と、お酒を飲みながら上機嫌だったそうです。

私もいつか挨拶に行かなきゃなーと思っていた年末。

お父様は、呼吸困難で緊急入院されました。

会社を定年退職してからずっと家にいたお父様。転職先が決まって、その歓迎会に出席して帰ってきた夜のことでした。

初めて対面したのは、集中治療室の中。

管に繋がれて、呼吸器をつけられて、目は閉じたまま、開く様子もない状態。そんな状態のお父様に、一方的な挨拶をしました。

帰り際、私は旦那を向こうに追いやって、お父様の耳元で『約束』を交わしました。

でも、その『約束』も儚く、翌月、お父様はお亡くなりになりました。

次に出会ったのは、仕事の都合で通夜の時です。通夜は既に終わってしまっていたのですが、特別に焼香だけさせてもらいました。写真の中のお父様。笑った顔を見たのは、これが初めてでした。

今は、お墓にも入れず、まだ家にいらっしゃるそうです。

あれ以来、ずっと自分を責め続けている自分がいます。

あの時、私が時間を気にしてあと数分いたならば、せめて顔を会わせて挨拶できたかもしれない。一緒にご飯でも食べてお酒でも飲んで、お話することもできたかもしれない。

でも、もうそれは不可能なこと。死んでしまった人は、帰ってこない。

だから、出来るだけ私は身内に何かをしてあげたい、とそう思ってしまうのです。

そういうと、大概「自分の体治す方が先決だろ」と言われてしまうんですがね。

結婚式をしたのも、私の身内の中で唯一未婚だったのが私だけで、年下のいとこにさえ先を越され、しかも挙式だけというシンプルなものだったので、一族最後の冠婚を、ということでやりました。

私の祖母ももう80を超え、いつ大往生してしまうかわかりません。

そんな祖母の今の願いは、「私の子どもが見たい」ことです。

私以外の姉やいとこ達は、もう皆子どもがいるんです。祖母にとってのひ孫は累計6人。すごいことです。

唯一子どもがいない家族が、私。

正直なところ、今は薬を飲んでいるので胎児にどんな影響が出るか判らないし、児童虐待のニュースを見るたびに「私も同じことをしてしまうかもしれない」という不安が拭えません。これまで自分を傷つけていたけれども、それが子どもに向いてしまうかもしれない。

また、私は昔一度、強制的に流産(に近いこと)を人工的に起こしています。一度流産した人は、再び流産しやすい、という話を聞いたことがあります。今の私は、それに近い状態なのかもしれません。

旦那も旦那のお母様も、口にはあまり出さないけれども、やっぱり子どもを望んでると思います。

でも、だめ。育てられる自信もない。そもそもちゃんと受精するかどうかもわからない。受精しても、流れてしまっているのかもしれない。

なんかもう、周りに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。

もっと健康的で精神障害もない明るい人で、自分も働いて食い扶持を稼げる人が相手だったら、旦那もこんな苦労や寂しい思いをさせずに住んでいるんだろうに。よりによって選んだ相手が私で本当にごめんなさい。

友人は日記の最後に「それでも生きる」と書いていました。正直、強いなと思い、うらやましいと感じました。

私は、自分が死ぬことでしか旦那は幸せになれないと感じてきています。

それか、私が子どもを生んで、同時に私が死ぬ。これが最善なのかなあとも考えてます。

最近、全てにおいて自信が持てません。もう、本当に生きているだけでごめんなさい。